「時間などというものはなく、ただ現在があるにすぎない」
最近ずっと頭から離れない考え方が、この本の中にも記されていた。
ヘンリー・ミラーが「南回帰線」を書いたのは、今のぼくと同じ年。
今この本を読んでいることに、何かの意味があるのかも知れない。
(意味はないんだよ。この世界が存在することに意味がないように。)
「南回帰線」にはまた、エックハルトの言葉も引用されていた。
「私には確かに神が必要だ、だが神もまた私を必要としている」
…カッコいい。
上がったり下がったりのこの気分を何とかしたい。
きのうまでは天高くまで上がっていたのに、いまは底まで沈みきっている。
大丈夫、病気じゃないから。このところ毎日こうだから。
仕事は出来てるし(たぶん)、人ともうまく話せてるから(きっと…)。
おそらく、ぼくは強欲すぎるんだと思う。
誤解を恐れずに言えば、ぼくは苛立ってる。
自分の才能のほんの一部しか使われていないことに。
大部分は顧みられてすらいないことに。
それを自覚しながら、何もせず、ただただ年日を重ねてゆくことに。
すべてを手にすることができないことに。
モラルに殉じる生き方をしよう、と思いながら、
気がつけば正反対の生き方をしてしまっていることに。
神に近づこうとして、その実どんどん神から遠くなっていることに。
ぼくの傷はすべて、ぼくが誰かにつけたものと同じだ、
こんな痛みをぼくは自分を愛してくれた人たちに強いてきた、
だからぼくは、あのサソリと同じように、神に向かって祈らなければならない。
「どうか神さま。私の心をごらん下さい。
こんなにむなしく命をすてず
どうかこの次には
まことのみんなの幸(さいわい)のために
私のからだをおつかい下さい。」
ああ、何て空しいんだろう、
言葉だけの祈りは。
ぼくは快楽を捨てられない。
ぼくの身体は、自らの快楽のためだけ、に使われる。
みんなの幸せのためであっても、痛みの中で生きることは出来ない。
ねえ、どこへ向かってる?
どんどんスピードが上がってる気がするよ。
最近ずっと頭から離れない考え方が、この本の中にも記されていた。
ヘンリー・ミラーが「南回帰線」を書いたのは、今のぼくと同じ年。
今この本を読んでいることに、何かの意味があるのかも知れない。
(意味はないんだよ。この世界が存在することに意味がないように。)
「南回帰線」にはまた、エックハルトの言葉も引用されていた。
「私には確かに神が必要だ、だが神もまた私を必要としている」
…カッコいい。
上がったり下がったりのこの気分を何とかしたい。
きのうまでは天高くまで上がっていたのに、いまは底まで沈みきっている。
大丈夫、病気じゃないから。このところ毎日こうだから。
仕事は出来てるし(たぶん)、人ともうまく話せてるから(きっと…)。
おそらく、ぼくは強欲すぎるんだと思う。
誤解を恐れずに言えば、ぼくは苛立ってる。
自分の才能のほんの一部しか使われていないことに。
大部分は顧みられてすらいないことに。
それを自覚しながら、何もせず、ただただ年日を重ねてゆくことに。
すべてを手にすることができないことに。
モラルに殉じる生き方をしよう、と思いながら、
気がつけば正反対の生き方をしてしまっていることに。
神に近づこうとして、その実どんどん神から遠くなっていることに。
ぼくの傷はすべて、ぼくが誰かにつけたものと同じだ、
こんな痛みをぼくは自分を愛してくれた人たちに強いてきた、
だからぼくは、あのサソリと同じように、神に向かって祈らなければならない。
「どうか神さま。私の心をごらん下さい。
こんなにむなしく命をすてず
どうかこの次には
まことのみんなの幸(さいわい)のために
私のからだをおつかい下さい。」
ああ、何て空しいんだろう、
言葉だけの祈りは。
ぼくは快楽を捨てられない。
ぼくの身体は、自らの快楽のためだけ、に使われる。
みんなの幸せのためであっても、痛みの中で生きることは出来ない。
ねえ、どこへ向かってる?
どんどんスピードが上がってる気がするよ。
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