久しぶりに仕事で海外に行ってきました。
帰ってきて、そのまま仕事して、スーツケース転がしながら
家への坂道を下っていると、急にいちめん金木犀の香りに包まれて、
ああ、季節が変わったんだなあ、と思いました。

日本にいると、言語以外のことに煩わされることが多いけれど、
海外に行くと自分を表現するものは言語しかなくて、
自分の世界の貧弱さに改めて慄然とするとともに、
「言語以外のこと」に腐心していると見えないものが
いろいろ見えてきて、すごく頭のあちこちが刺激されます。
たまに外に出るのは大事ですね。

フランスで知り合った人に、地震直後にニューヨークタイムスに載った、
村上龍さんの記事を教えてもらいました。
http://www.nytimes.com/2011/03/17/opinion/17Murakami.html?_r=2
心動かされました。この記事のことだって、行かなければたぶん知ることはなかった。

a Surplus of Hope、ありあまる希望、とでも訳せばいいんでしょうか。
すごく素敵な表現だと思います。
I will always cherish a surplus of hope.
まだまだ前に進まなくちゃ。

コメント

redeye-yan
2011年10月6日0:40

村上さんの記事英語なんでざっくりとしか分からないけど村上さんの″意志の力″のようなものを感じました。
日本でこういう文章とかは書いてないのかな?

I will always cherish a surplus of hope.

英語の前向きな表現って、ほんとに凄い前向きですよね。ベタですが高校の英語の教科書に風と共に去りぬ、が出てきて、″tommrow is another day″て言うシンプルで力強い表現に驚いた覚えがあります。

ぱでぃ
2011年10月6日1:27

村上さん、日本だと自分が作ったカッコいいイメージから抜けられないのかもですね。
うん、英語って、「意志」が強く出る言葉なんだと思います。
下に書いた英語のフレーズも、日本語だと
「ぼくはいつも、ありあまる希望を胸に抱いていたい」
にしかならないんですよね。
でも、英語だともっと強い。
で、ぼくが言いたかったのは(文法的に間違ってるかもしれないけど)
英語のニュアンスなんです。
言葉って面白いですね。

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