結局、最大の問題は、自分の制作スタイルにあることに気づく。
①テンションの低い状態でアイデアを集積させる
②テンションの高い状態でアイデアを発散させる
で、日頃のぼくは①の状態が7、②の状態が3くらいだったんだけど、どうも去年の地震からあとは、①の状態が9、②の状態が1くらいな感じになっている。たぶん、病院とか行っちゃうとフツーに「鬱です」とか言われちゃうような。でも鬱、って言われても何のメリットもないので行きませんが。
ただ、①を②に持ってくのが、どんどん出来にくくなってたことは確かで、去年は本当に、自力では何もできなかった。誰か他の人の支えがなければ。ただそれって、②を作り出すために誰かの存在を利用する、ってことで、そんなんに巻き込まれる他人もたまったもんじゃないだろうし、ぼくがその「対象」だったら絶対イヤなのでもうやめようと思います。ミューズは手洗いだけに使おうよ、と。
で、今年に入って、誰とも口をきかない正月を過ごして、改めて「自分の力で②を作り出すこと」の重要性を切実に感じ、昔付き合ってた女の子に聞いた(←この時点で自力とは言い難いですが)「口角をあげると脳は楽しいと勘違いして本当に楽しくなってくる」を実践したりしてたのですが、たまたま本屋でこの「アーティストのためのハンドブック~制作につきまとう不安との付き合い方」を読んでたら、めちゃくちゃテンションが上がってきました!フツーの自己啓発本とかビジネス書とは違って、ものを作る心構えについて、すごく具体的に、かつ説得力のある書き方で書かれている。あと、こういう本には珍しく、情報量が多くて、いい意味でなかなか読み進められないのが魅力的です。
ある美大の授業で、あるチームには作品の量にこだわって、あるチームには質にこだわって制作をさせたところ、評価の高かった作品は、すべて「量にこだわって制作したチーム」から出た、という話はすごく示唆的でした。本の中で、アンセル・アダムスは同じことを「完璧であることは、よいことの敵である」と表現しています。もしも画面の中のすべてが完璧になることを待っていたら、自分は一枚の写真も撮れなかった、と。完璧を志向するといつかは作ることをやめてしまう。だから、完璧なものではなく、自分にとっての「よいもの」を志向しなさい、と。
…アガりました。
ホントは「村上龍映画小説集」が読みたかったんですが見つからなくて。この本もぼくにとっての「アガる本」なので何冊か持っていたんですが、いつも人にあげてしまっていつの間にかなくなってしまっていて…。そういう「アガる本」とか「アガる曲」とかで、ことしは自力で②の状態を作り出したと思います。できたら①:②≒6:4くらいに持っていきたい。がんばります。
①テンションの低い状態でアイデアを集積させる
②テンションの高い状態でアイデアを発散させる
で、日頃のぼくは①の状態が7、②の状態が3くらいだったんだけど、どうも去年の地震からあとは、①の状態が9、②の状態が1くらいな感じになっている。たぶん、病院とか行っちゃうとフツーに「鬱です」とか言われちゃうような。でも鬱、って言われても何のメリットもないので行きませんが。
ただ、①を②に持ってくのが、どんどん出来にくくなってたことは確かで、去年は本当に、自力では何もできなかった。誰か他の人の支えがなければ。ただそれって、②を作り出すために誰かの存在を利用する、ってことで、そんなんに巻き込まれる他人もたまったもんじゃないだろうし、ぼくがその「対象」だったら絶対イヤなのでもうやめようと思います。ミューズは手洗いだけに使おうよ、と。
で、今年に入って、誰とも口をきかない正月を過ごして、改めて「自分の力で②を作り出すこと」の重要性を切実に感じ、昔付き合ってた女の子に聞いた(←この時点で自力とは言い難いですが)「口角をあげると脳は楽しいと勘違いして本当に楽しくなってくる」を実践したりしてたのですが、たまたま本屋でこの「アーティストのためのハンドブック~制作につきまとう不安との付き合い方」を読んでたら、めちゃくちゃテンションが上がってきました!フツーの自己啓発本とかビジネス書とは違って、ものを作る心構えについて、すごく具体的に、かつ説得力のある書き方で書かれている。あと、こういう本には珍しく、情報量が多くて、いい意味でなかなか読み進められないのが魅力的です。
ある美大の授業で、あるチームには作品の量にこだわって、あるチームには質にこだわって制作をさせたところ、評価の高かった作品は、すべて「量にこだわって制作したチーム」から出た、という話はすごく示唆的でした。本の中で、アンセル・アダムスは同じことを「完璧であることは、よいことの敵である」と表現しています。もしも画面の中のすべてが完璧になることを待っていたら、自分は一枚の写真も撮れなかった、と。完璧を志向するといつかは作ることをやめてしまう。だから、完璧なものではなく、自分にとっての「よいもの」を志向しなさい、と。
…アガりました。
ホントは「村上龍映画小説集」が読みたかったんですが見つからなくて。この本もぼくにとっての「アガる本」なので何冊か持っていたんですが、いつも人にあげてしまっていつの間にかなくなってしまっていて…。そういう「アガる本」とか「アガる曲」とかで、ことしは自力で②の状態を作り出したと思います。できたら①:②≒6:4くらいに持っていきたい。がんばります。
コメント
わたしはクリエイティブな仕事じゃないからよく分からないけど、細かいひとつひとつの仕事をつなぐもの(いろんなスパン、サイクル)の効率が自分で落ちて居ると思うし、上げるのが簡単では無いし、その状況は自分だけでは無い気がする、と言うのがなんとなく感じます。もしかしたら震災以降かもしれません(汗。あまり煽りたくないですけど空気としてあると思う・・・)。
ひとりひとりの人がもともと持ってる仕事量?生産量?はおおまかに言うとそんなに変動無いと思うのですが、何かを生み出すサイクルの回り方が滞っているんだ・・・て感じです。
アガる曲やアガる本など、わたしもきっかけをなにげにさがしています(笑)。
ぼくもずっと「仕事してるふり」をしてただけの
1年だった気がします。
いい本とか曲があったら教えてください!