4月3日の日記

2014年4月3日 日常
頭の体操。

AKB永遠のセンターだった前田敦子さんが、
ソロになってからライブハウスも埋められないという記事。

AKBだった頃の前田さんは、
ひたむきで、いつも笑顔で、よく泣いて、とにかく一生懸命で、
そして幸せそうではなかった。
でも、AKBをやめてからは、すごくリラックスして、
幸せそうに見える。

だからといって、それを、
人々が、満ち足りた者よりも満たされない者を愛するから、
と結論づけてしまうのは簡単すぎる気がする。

たぶん、AKBにいた時の彼女は、
物語を背負っていたんだと思う。
3次元の物語。
人々は、生身の彼女の一挙手一投足を、
リアルタイムの物語として消費し、熱狂した。

しかし、AKBをおりてしまった彼女には、
背負うべき物語がない。
自分と地続きの「現実」にいる存在であるように思える。

そう考えると、ももクロも、でんぱ組も、ジャニーズJrも
物語を背負っている。
「ここではないどこかへ」
「7人でしか見えない夢がある」
「こんなところで終わるわけにはいかない」
「あと何歩前に出ればまばゆい光にたどり着けるのだろう」
など。

ジャニーズJrのファンが、
対象のJrがデビューして人気が出たりすると
ファンをやめて別のJrの応援をしたりするのは、
そういうことなのかな、と思う。

で、
2次元をベースに、けれどARのように
受け手の主観の中では3次元に拡張し、
リアルタイムで熱狂してもらえるような、
そんな物語を作り出すにはどうすればいいか、
ということを、しばらく真剣に考えていきたい。
そのためにも、もっともっとストイックに生きてゆかなくては。

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